今回の記事から「人材開発」をテーマに様々なポイントをご紹介していきます。
「そもそも人材開発ってなにかわからない…」「人材開発は知ってるけれど、実際に何をしたらいいか分からない…」という方も、ぜひ記事とe-learning動画を参考に詳しく学んでみてください!
それでは、まずは人材開発がなにか見ていきましょう。
人材開発ってなに?
人材開発ってそもそも一体なに?という方もいらっしゃると思います。
簡単に説明すると、人材開発は、組織が目標を達成するために、人の学びや行動変容を促すことです。
人材開発において、ただ知識を教えるだけではなく、それがちゃんと成果に結びつくようにすることが大事なんです。
人材開発のよくある4つの落とし穴
さて、ここでちょっと自社を振り返ってみてください。自社の人材開発は、うまくいってますか?
実際、この人材開発でつまずいている企業はかなり多いです。では、よくある落とし穴をいくつか見てみましょう。
①成果にならない
教える機会は作るが、職場の成果につながらない。
学んだけど、実際に職場で使えていない、または使っても成果につながっていない。これでは、せっかくの学びも無駄になってしまいます。
②現場が非協力的
職場で研修が軽んじられており、職場の育成につながらず、身につかない。
研修で学んだことを現場で実践しようとしても、「それ意味ないよ」などと言われると、モチベーションが下がりますよね。現場が協力的でないと、学びはなかなか定着しません。
③内容を詰めすぎ
経営・現場・あらゆる部署からの研修要望があり、とにかく内容が多く詰め込まれてしまう。
あれもこれも教えようとして、情報が盛りだくさんになると、受講者の頭はパンクしてしまいます。内容を厳選することが大切です。
④優先度が低すぎ
人材開発は売上には直結しないため、そもそも人がいなかったり、研修の機会が少ない。
管理職が忙しいために、研修の時間を十分に取れない場合もあります。これでは、人材開発の効果が半減してしまいます。
落とし穴を避けるためには?
これらの落とし穴を避けるためには、実施前の企画や実施後の評価、関係者の巻き込みが重要です。例えば、OJT(職場での学び)や社外での学習機会をうまく活用することも一つの手です。
人材開発担当者に大切な姿勢
最後に、人材開発担当者にとって大切な姿勢についてお話しします。
- 会社の状況をよく知ること
経営や現場の状況を把握して、どの層にどんなアプローチが必要かを理解することが大事です。 - 人材開発を手段として見ること
人材開発だけで全ての問題を解決しようとせず、他の施策と組み合わせることが重要です。 - 日々学び続けること
新しい理論や方法がどんどん出てくるので、常にアンテナを張って学び続けることが求められます。
これらのポイントを押さえて、人材開発担当者としての心構えが出来ているか、ぜひ振り返ってみてください!
まとめ
人材開発は組織の戦略や目標達成のための学びと行動変容を促すプロセスです。
「成果に結びつかない、現場が非協力的、内容を詰め込みすぎる、優先度が低すぎる」といった4つの落とし穴に注意して、企画や評価、関係者の巻き込みを重点的に行っていきましょう!
そして、人材開発担当者は会社の状況をよく知り、手段としての人材開発を理解し、日々学び続ける姿勢が求められます。これらのポイントをぜひ実践に活かしてみてくださいね
次回の記事では、「人材開発の企画~ゴール設定~」について解説していきます!